室井滋 渡哲也さんは顔の中に「ホントに星がある。キラリと」共演で胸いっぱいに

 10日に78歳で死去した俳優・渡哲也さんの追悼番組「あの日 あのとき あの番組 俳優 渡哲也さんをしのんで」が30日、NHK総合で放送され、2007年のNHK土曜ドラマ「新マチベン~オトナの出番~」で共演した女優の室井滋(61)が渡さんをしのんだ。

 渡さんに会う前、室井は「憧れの大スターで、お顔の中に星がある人。お顔の中に花がある人はたくさんいらっしゃるんですけど、星がある人は私の中でけっこう特Aみたいな感じで。勝手に自分でそういうふうに思っていて」というイメージを持っていたという。

 「お目にかかったらホントに星があるかなって思ってたら、やっぱりすごく、わっ、ホントに星があるって思って、胸がいっぱいになりました。キラリと」と、そのスーパースターぶりを証言した。

 現場では「じっと私を見つめてくださるというか、何もおっしゃらないんですけど、それがまたドキドキしちゃうというか」と、その目ぢからにときめいたことを告白。

 当時、渡さんは体調がすぐれない時期だったが「すぐお座りになればいいのに、絶対に座ったりなさらないんですよね。きちっとなさってて。ダラダラってふうには絶対ならなくって。逆に私たちににっこりなさって、僕は大丈夫ですよみたいな、まずそういう雰囲気を朝来られたら(出した)」と、プロフェッショナルに徹していたという。

 また、渡さんの魅力の一つとして「お声がすてきで、ちょっと響く、包み込むような、包容力のあるお声。楽器でいうとホルンみたいな感じでしたね」と、声を挙げた室井。

 番組では1978年の「ビッグショー」で、大ヒット曲「くちなしの花」を歌った姿も放送。これを聴いた室井は「声が震えるような、ビブラートっていんですか、声が震えるようなね、ドキドキしました。黒いワイシャツにああいうネクタイがお似合いになりますね、かっこいい」と、ときめきを隠せず。

 また、俳優として「あんなふうな日本男子っていう人っていうのは、昔の日本人の良さみたいなものを俳優として表現できる人ってだんだんもしかしたら減ってきてるかな。その昔ながらの良さみたいなものを、渡さんが大事になさったものを、私たちももう1回ちょっと考えて、そういう日本人にしか持っていない味わいをね、私も出していきたいなというふうに思いました」と、渡さんの残したものを引き継いでいく意志を示していた。

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