ビスケットブラザーズがytv漫才新人賞に

ytv漫才新人賞決定戦で優勝したビスケットブラザーズのきん(左)と原田=大阪・読売テレビ
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 関西で活動する芸歴10年目までの若手芸人で競う「ytv漫才新人賞決定戦」が2日、大阪市の読売テレビで開催され、ビスケットブラザーズが優勝。賞金100万円と、同局での特別番組(後日予定)をゲットした。

 勝利の瞬間、175センチ、112キロのきん(29)が顔をクシャクシャにして号泣。小さく見える174センチ、88キロの原田泰雅(28)も涙を見せた。ファーストラウンドで高級旅館、最終決戦は高級キャバクラの設定でドタバタを繰り広げて笑いを取った。

 吉本興業の養成所・NSCの同期で2011年に結成した2人は、昨年のキングオブコントでファイナリストとなったが、頂点には縁がなかった。会見できんは「めちゃくちゃうれしい」と喜び、原田も「取れると思ってなくて光栄」と感激した。

 コロナ禍で当初は3月1日の開催予定が5カ月ずれ込んだ。この日のネタは基本こそ変えなかったが、旬から外れたものを削るなど、かなりの変更部分があったという。この日、スタジオで距離を取って見守った25人とリモートの100人の観客に磨き上げた自信作を披露した。

 この日は6組で争う予定だったが、マユリカが仕事で一緒だった人物がPCR検査で新型コロナウイルスの陽性と判明し、大事をとって棄権した。ビスケット-はマユリカ、最終決戦で争ったニッポンの社長を加えた3組でユニットを組む仲。前日夜中に不参加の可能性を耳にしていたが、本番直前に決定した際はショックを受けた。

 難易度が高いファーストラウンド1番手からのV。盟友の分まで頑張った原田は「マユリカは漫才がメーンなので、優勝やろなと思ってた。仲間なんで(2人を思うと)難しかった」と告白。きんも「(マユリカが)出て、(ネタを)やった上で勝ちたい気持ちが強かった」と本音を明かした。

 賞金100万円について、きんは「洗濯機を買いたい。壊れてコインランドリーに行ってる」と現実的な回答。原田は「50万円か。そんな金持ったことないからな」とつぶやいた後、「親からめっちゃお金を借りてるけど、親には返さない。スーツとか」と返した。

 今後の目標を「キングオブコント」のリベンジと宣言。原田は「(僕たちは)どっちも太っててイケメンじゃない。だけど、人気があるんだっていう後輩たちの夢になりたい」と誓った。

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