藤井七段、久々の飛行機に緊張…「無事に着いて良かった」

 会見で笑顔を見せる藤井聡太七段=北海道札幌市のホテルエミシア札幌
前日検分に臨んだ木村王位(右)と藤井七段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太七段(17)が、木村一基三冠(47)に挑戦する第61期王位戦七番勝負第2局前日の12日、対局場である北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で、前日検分と両対局者の会見が行われた。

 この日、地元の愛知県から空路で札幌入りした藤井七段。飛行機に乗るのは幼少期の家族旅行で北海道を訪れて以来だと明かし、「かなり久しぶりで、結構緊張したんですが…」とはにかみつつ、「空からの眺めを楽しみました。無事に着いて良かったです」と冗談も交えた。

 北海道の印象を問われると、「おいしいものがたくさんあるという印象。そのあたりも楽しみにしたいです」とニッコリ。昼食の注文も注目されるが、内容については笑いながら「自分では決めているんですが…、明日には分かることですので」と、“封じ手”にしまい込んだ。

 史上最年少タイトルに王手を掛けて臨んだ9日の棋聖戦第3局は、渡辺三冠の研究の前に屈した。それでも「内容としては次につながるものもあったかと思う」と、あくまで前向き。わずか中2日でしっかり精神面もリセットした様子だった。

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