木村花さん「テラハ」過剰演出告白していた 母・響子さん「真実を知ってほしい」

 木村響子さん(左)と木村花さん=2016年10月
 木村花さん
2枚

 フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演した女子プロレスラー木村花さん(22)がSNSで誹謗(ひぼう)中傷を多数受けた後に死去した問題で、番組スタッフから過剰な演出があったことを木村さんが母で元プロレスラーの響子さん(43)に告げていたと、週刊文春が1日、ウェブサイト上で報じた。

 記事によると、響子さんが取材に応じ、花さんが「(スタッフに)1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。(誹謗中傷を受けたシーンは)スタッフにめっちゃ煽(あお)られた。盛り上げなきゃと思った」などと話していたと明かしたという。

 響子さんは同日、ツイッターで「ひとりでも多くのひとに真実を知ってほしいです。真実を見極めてほしいです。花は最後まで必死に生きようとしていたと思います」と訴えた。

 花さんは、SNS上で匿名の誹謗中傷を受け、5月23日未明「毎日100件近く率直な意見。傷付いたのは否定できなかったから」などとツイート後、死去した。自殺とみられている。

 フジテレビは「いわゆる“やらせ”などの事実はなかったと考えております。関係者の聞き取りなど検証作業を進めている最中ですので、(報道に関しては)コメントを控えさせていただきます」としている。

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