俳優・和田周さん新型コロナ肺炎で死去、81歳 大河「勝海舟」など出演
NHK大河ドラマ「勝海舟」、「武蔵 MUSASHI」などに出演した俳優の和田周(わだ・しゅう)さんが23日午前11時、新型コロナウイルスによる肺炎のため都内の病院で死去していたことが26日までに分かった。81歳。鹿児島県出身。主宰する「夜の樹」の所属俳優・大谷草平が「夜の樹」のフェイスブックで公表した。通夜、葬儀・告別式は行わず、親族のみで荼毘(だび)に付される。
大谷は「4月23日和田周、新型コロナウイルスが原因で他界いたしました」と発表。「残念でなりません」と無念をつづった。
和田さんは俳優座付属俳優養成所、劇団「新人会」、「兆」をへて1980年に「夜の樹」を結成。演出、戯曲も手掛けた。妻は3月に死去した声優・瀬畑奈津子さん。人気アニメ「PSYCHO-PASS」、「魔法少女まどか☆マギカ」などで知られる脚本家の虚淵玄(うろぶち・げん)氏は息子。
新型コロナウイルスによる肺炎ではタレントの志村けんさんが3月29日に、女優の岡江久美子さんが4月23日に亡くなっている。