小島一慶さん死去、肺がん 「ぴったしカン・カン」2代目司会…元TBSアナ波乱人生
元TBSでフリーアナウンサーの小島一慶(こじま・いっけい、本名一慶=かずよし)さんが23日、肺がんのため、都内の病院で死去した。75歳だった。
小島さんは日本大学芸術学部放送学科卒業後、1968年にTBSにアナウンサーとして入社。70年にラジオ「パックイン・ミュージック」を担当し、深夜放送の人気ナンバーワンDJとなった。84年に久米宏の後任として「ぴったし カン・カン」の2代目司会者に。独特の甲高い声とテンポのよい語り口で人気を博した。
90年に退社し、フリーに転身。テレビ朝日と専属契約を結んだが、91年3月、女性問題が報じられ、4月から司会を務めるはずだった朝の情報番組「モーニングショー」をはじめ、すべての番組を降板した。
92年、TBSラジオの昼の番組にパーソナリティとして復帰。テレビ東京の朝のニュース番組などを担当したが、再び女性問題を起こし、08年12月に「どうぶつ奇想天外!」などのレギュラー番組を降板した。近年はラジオを中心に活動していた。