俳優座「マクベスの悲劇」初日延期の可能性高まる 調整後に正式発表へ

 舞台「マクベスの悲劇」の公開舞台稽古を行った佐藤あかり(右)と斉藤淳=東京・劇団俳優座5階稽古場
 舞台「マクベスの悲劇」の公開舞台稽古を行った佐藤あかり(左)と斉藤淳=東京・劇団俳優座5階稽古場
 舞台「マクベスの悲劇」の公開舞台稽古を行った斉藤淳=東京・劇団俳優座5階稽古場
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 俳優座が15日から開催する舞台「マクベスの悲劇」の公開舞台稽古が13日、東京・劇団俳優座5階稽古場で行われた。当初は公演を初日から開催する予定で稽古を公開したが、終了直後にコロナウイルス感染リスクに関する文化庁の事務連絡が港区から通知され、初日が延期される可能性が高まった。

 文化庁の事務連絡は「今後おおむね10日間程度は、中止、延期または規模縮小等の対応を継続していただくようお願いする」というもの。稽古前に同劇団の宮崎社長は「(2日の)会見では上演すると発表したが、世界の情勢、政府の情勢などの情報を集め、臨機応変に対応していきたい」と話しており、通知を受けすぐさま緊急協議に入った。今後の詳細は出演者のスケジュール等を調整し、正式発表するという。

 15日の公演開始に向け、同劇団はマスクの配布、入場に際してアルコール消毒を徹底するほか、客席を100席から70席に減少。37・5度以上の発熱者の入場を防ぐため、サーモグラフィー検温器の設置も進めていた。

 同劇場での「マクベス」は故加藤剛さんの主演公演以来、41年ぶり。今回は舞台中央には水槽が設置され、水が天井からしたたり落ちる演出もあり、同劇団の斉藤淳(44)がマクベス、佐藤あかり(45)がマクベス夫人を演じる。

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