丸山桂里奈 東電福島第一原発で勤務…亡き吉田所長への感謝「いつも励ましてくれた」

東京電力福島第一原子力発電所で勤務していた際のエピソードを語った丸山桂里奈=都内
映画「Fukushima 50」の黒板アートイベントに出席した(前列左から)丸山桂里奈、佐藤浩市=都内
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 元サッカー日本代表でタレントの丸山桂里奈(36)が23日、都内で行われた、映画「Fukushima50」(3月6日公開)の「黒板アートイベント」に、主演の佐藤浩市(59)と出席。作品の舞台となった東京電力福島第一原子力発電所で、実際に勤務していた経験を語った。

 丸山は2005年、東京電力に入社し、女子サッカー部・マリーゼに入団。配属先が福島第一原発で、作中で渡辺謙(60)が演じる吉田昌郎所長(故人)の部下として働いていたという。「私は『所長付』という職場で働いていて、吉田さんによくお茶を飲んでもらってました。おいしいって言ってもらってました」と明かした。

 丸山は09年に東電を退社しており、2011年の東日本大震災発生当時は福島を離れていたという。それでも「(原発のある福島県の)大熊町にはまだ自分が住んでいた家があって、荷物も残っている」と話し、変わらぬ愛着を示した。

 「脳みその半分ぐらいが、吉田さんの記憶」というほど、吉田所長を尊敬していたという丸山。「お仕事のこともそうですけど、サッカーのことも応援してくれて…。発電所を出てからも、いつも励ましてくれた」と明かした。

 その上で「映画を見て、渡辺謙さんが本当に吉田さんに見えました。肌質も一緒で、(実物の)渡辺謙さんを見たら吉田さんだと思うぐらい、乗り移ってましたね。演技ってすごいって思いました。思い出しても毛穴が広がっちゃうぐらい」と興奮を隠せず。佐藤は熱量に圧倒されたように「謙さんに伝えておきます」と応じた。

 作品については「最初から涙が出て、ほとんど目が開かないまま終わったんですけど」と珍回答で、佐藤に「じゃあ見てないじゃん!」とツッコまれ苦笑い。佐藤が描かれた、福島県・会津学鳳高校の美術部員が製作した黒板アートを目にすると、本人を横にしながら「どっちが佐藤浩市さんかわからないぐらい!」と、さらなる珍回答で笑いを誘った。

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