三浦瑠麗氏、東出昌大の不倫報道で一夫一妻制に持論「壮大な無駄」「孤独は消えない」

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が、俳優・東出昌大の不倫報道を受けてツイッターを連投。「不倫」という概念の根源となる「一夫一妻制」について、その制度を守る努力は「人間にとって壮大な無駄」「人生から悲しみや孤独が消えるわけないの」と持論をつづった。

 三浦氏は23日夜に更新したツイッターで「そもそも人様の不倫に関心はないし、一般人なら探られないプライベートを有名人だと晒し者にされるのはどうかと思う」と当事者ではない第三者の過度な反応に違和感を示し、「そもそも、経験的に本能に反する一夫一妻制を守らせる努力が人間にとって壮大な無駄だよね」と、人間の本能と結婚制度が相反するものであるという部分も指摘した。

 「道綱母が女として生きる悲しさを綴ったから蜻蛉日記があるし、和泉式部が命を削って恋に生きたから、素晴らしい和歌が残っているんです」と、平安時代の女性文学にも通底するテーマとして引用した三浦氏。「一夫一妻制でないからってみんなお気楽で悲しみがないわけがない。逆に一夫一妻制を守らせようとどんなに努力しても人生から悲しみや孤独が消えるわけないの」と、制度を超えたところにある人間存在の本質を見つめた。

 三浦氏は同日のフジテレビ系「とくダネ!」出演後にもツイッターに「不倫の報道はいらないととくダネ!でコメントしたけど、それは杏さん達のプライベートを見せ物にするから。当事者間の問題です。公益性を考えるなら、民法の見直しの話をしたら良いのかも」と投稿していた。

 三浦氏は「杉田議員ヤジに象徴される、『理想』的じゃない家族や夫婦を許さない風潮が少子化を加速させたことなども含め」と、選択的夫婦別姓に関する国会での質問中に「それなら結婚しなくていい」というヤジを飛ばしたとみられている自民党・杉田水脈議員にも触れ、結婚の在り方の多様性を認めない視点にも言及した。

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