がん闘病中の笠井アナが告白「入院して25日、こんなに泣いたのは初めてでした」

 元フジテレビのフリーアナウンサーで、悪性リンパ腫で入院中の笠井信輔(56)が12日、公式ブログを更新し、入院して25日となったこの日、最も泣いたことを打ち明けている。

 笠井は「今朝、私のラインに突然、羽織袴姿の青年の写真が送られてきました。その写真を見て驚きました。東日本大震災で親御さんを亡くした、当時、小学生だった大田隆(注・仮名)くん。あの隆くんが、今日、成人式…。ご親族が、その写真をわざわざ入院中の私に送ってくださったのです。言葉にならないくらい嬉しかった」と報告した。

 笠井は2011年3月11日の東日本大震災発生から6日目に「津波の現場で小学生の隆くんと出会いました。行方不明の親御さんを探してるところを取材させてもらったのです」、「その後も、取材とは関係なく自宅を訪ねて、成長の様子を伺って来ました」と説明。

 「私の病気のことを思って、わざわざ成人式の写真を送ってくださった、その優しさに心が震えて、立派になった隆くんの写真を見て涙が止まりませんでした。入院して25日、こんなに泣いたの初めてでした。それは、つらい涙ではなく、うれし涙」と告白した。

 苦しい闘病生活を送っている笠井だが「父も母もいない中、思春期をすごした隆くんとご親族の大変な9年間を考えると、自分なんて病院で寝てるだけです。抗がん剤治療を我慢すればいいだけなんです」と強調。「たまらずに、久しぶりに彼に電話を」したところ、「笠井さんも、今、大変だと思いますが応援していますから」と、言葉をかけられたという。

 笠井は「本当に本当に、成人おめでとう」と「隆くん」を祝福し、「病気を治して、また東北を訪ねていかなければいけません」と誓っている。

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