【弁護士の見解】沢尻被告 LSDの押収が常習性の裏付けに

 11月16日に逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)が6日、東京地検から麻薬取締法違反の罪で起訴された。合成麻薬のMDMAに加え、LSDの紙片と液体も所持していた疑い。直後に保釈請求して、保釈保証金500万円を納付。勾留されていた警視庁東京湾岸署から保釈された。その後、薬物依存の治療のため、都内の大学病院に入院した。沢尻被告は謝罪文を発表し、女優復帰の意欲を示した。所属事務所も更生を支援する方針を公表した。

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 発見されたMDMAが少量だったことや、尿鑑定の結果が陰性だったことで、沢尻被告には「不起訴」の可能性も取りざたされていた。起訴に至った決め手について、「弁護士法人・響」の西川研一代表弁護士は、「一つは素直に供述したこと。もう一つは新たに明らかになったLSDの存在。物自体は見つかっていたのでしょうが、分析に時間がかかっていたのかもしれません。常習性が裏付けされたことで、起訴に踏み切ったのでしょう」と見解を示した。

 沢尻被告がMDMAの入手先とした、元交際相手の横川直樹容疑者も逮捕されたが、「『横川容疑者からもらった』と話したことで、沢尻被告の入手ルートが解明され、営利目的ではなく使用目的だと判断されたと思います」と指摘。保釈申請が即日に認められたことには、「保釈にハードルがなかったのでしょう。横川容疑者が入手ルートだと判明したことで、入手先と接触して証拠隠滅を図ることも、逃亡の恐れもないでしょうから」と話した。

 沢尻被告の初公判は年を越した、1カ月~1カ月半後だとみられる。裁判のポイントを、「いかに反省して、更生に向けて1歩踏み出していることを見てもらうか。更生プログラムを受け始めていることが大事でしょう」と挙げた。

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