ノーベル平和賞のユヌス氏、吉本興業の取り組みに感銘

セレモニーに出席したムハマド・ユヌス氏(前列左から3人目)ら=東京・新宿の吉本興業東京本部
セレモニーに出席したムハマド・ユヌス氏=東京・新宿の吉本興業東京本部
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 2006年にノーベル平和賞を受賞した、バングラデシュの経済学者、ムハマド・ユヌス氏(79)が23日、東京・新宿の吉本興業東京本部で開催された「ユヌス・よしもとソーシャルフェア」のオープニングセレモニーに出席。同社の取り組みに対して感銘を示した。

 ユヌス氏は昨年2月、「ユヌス・ソーシャルビジネス」の実践と普及に向けて提携し、「ユヌス・よしもとソーシャルアクション株式会社」(yySA)を設立した。今回のイベントは、吉本興業が各都道府県に芸人を派遣し、居住しながら地元密着の活動を推進する「住みますプロジェクト」との融合。

 この日は、静岡県の住みます芸人であるお笑いコンビ・ヌマンズが、これまで廃棄されていた深海魚をふりかけにして販売するプロジェクトを発表するなど、各地から集結した住みます芸人たちが地域の特性を生かしたソーシャルビジネスを披露。ユヌス氏は「誰も食べたがらない見た目のものを活用したのはいいこと。とてもいいアイデア」と称えた。

 また、ユヌス氏は総括として「お笑い芸人の方にソーシャルビジネスができると発見したのは今回が初めて。とても素晴らしい経験だし、それぞれが掲げているテーマが将来、素晴らしい方向に行くのではないか」と発言するなど、感銘を受けた様子。「この後に、俳優や女優、ミージシャンなど、アートに関わる人たちが同じような試みで続いていくのではないかと期待している」と述べた。

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