松田龍平 「記者の方に親近感」…誤報を出した新聞記者役に挑む

 俳優・松田龍平(36)が28日、東京・渋谷のNHKで、主演ドラマ「歪んだ波紋」(BSプレミアムで11月3日スタート。日曜、後10・00)の記者会見に出席。共演の松山ケンイチ(34)、長塚京三(74)、小芝風花(22)らと登壇した。

 今作は、松田演じる誤報を出してしまった新聞記者ら、“記者”たちの人生模様を描いた「報道」の現在に迫る社会派ドラマ。松田は「記者の方に親近感が湧きました。とても大変な仕事だなと。皆さんを前にして、すごくそういう気持ちです」と集まった報道陣を前に実感を口にした。ネットニュースの編集長役の松山は「24時間いろんなニュースが出てくるので、いつ寝るのかなと思いました。どこで線引きをするのだろうと。役者と似てるのかもしれない。どこで考えを捨てるのかなあと思いました」と思いを巡らせた。

 誤報を流された被害者の役を演じる小芝は「訂正記事って、すごく小っちゃ!と思いました。最初に出た誤報記事の方が、訂正記事よりも多く広まる。怖くなりました」と話し、「皆さんの前に立って、すごく怖くて、言葉を間違えたらどうしようって。意図しない方向に(記事が)載ったらどうしようって思いました。温かい記事をお願いします」と苦笑いしながら報道陣をやんわり牽制した。

 原作者の塩田武士氏は「これからは、リアルというものの存在価値が揺らぐ、虚実の時代になると思っている。これからの全8話は、新時代のテキストになりうると思ってます」と今作の意義を訴えていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス