阿部祐二 事件です!連ドラ32年ぶりレギュラー出演 87年「特捜最前線」以来

 俳優、というよりは「事件です」のフレーズでおなじみのリポーターとして知られる阿部祐二(61)が、日本テレビ系ドラマ「同期のサクラ」(9日スタート。水曜、後10・00)にレギュラー出演することが8日、分かった。“俳優・阿部祐二”としてレギュラーを務めるのは、1987年のテレビ朝日系のドラマ「特捜最前線」以来32年ぶりとなる。

 阿部は元々はモデル、俳優として活動しており、「特捜-」では刑事・杉敏夫役でレギュラー出演。その後も2時間ドラマや映画に出演を続けていた。ただ、早稲田大学政治経済学部卒で、ジャーナリスト志望だったこともあり、94年からTBS系「ビッグモーニング」でリポーターに転身。俳優としての依頼もリポーター役が多くなった。

 「同期の-」でも、時代背景を伝えるリポーター役として登場する。同作は、09年から19年までの10年間を描く物語。北の小さな離島から、大手ゼネコンに入社するために上京した北野サクラ(高畑充希=27)が主人公。入社式で「故郷と本土を結ぶ橋を架けること」が夢だと社長に宣言したサクラに、同期の仲間たちも、徐々に巻き込まれていく。

 阿部は「32年ぶりの連ドラレギュラー出演となり、うれしく思います」と感慨深げ。「1話で1年が進むので、自身も撮影しながらこの年にはこのようなことがあったなと思い出しながら進めています」と作品とそれぞれの時代に思いをはせた。

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