N国・立花代表が会見「議員はただちにやめません」…脅迫容疑で聴取も

 「NHKから国民を守る党(N国)」の党首で参議院議員の立花孝志氏(52)が9日、東京・参議院議員会館で緊急会見を行い、「議員はただちにやめません」と辞職を否定した。この日の会見前に、東京都中央区議の男性を批判する動画を巡り、警視庁月島署で任意での事情聴取を受けていた。

 立花氏は9日午後、SNSで「参議院議員立花孝志の出処進退に関する事柄」について会見を行うとしていた。

 当該の中央区議は、今年4月の区議選で同党から立候補して初当選したが、金銭トラブルなどで6月に除名処分となった二瓶文徳氏。立花氏はYouTubeに二瓶氏を批判する動画をアップしていた。会見では「脅迫ととられても仕方ない」と話した。

 会見では、この日午前10時すぎ、月島署から電話があり、「被疑者として」1時間、脅迫容疑で事情聴取を受けたことなどを明かした。その上で「議員をただちに辞めることはいたしません」と辞職を否定。一方で、「有罪になったら辞めなきゃいけないだろうなと」とも発言。さらに「こういうことをする人間が国会議員でいるべきなのか、世論の声を聞いて、辞めなきゃいけないなら潔く辞めなきゃいけないなと思った」と、進退について語った。

 立花氏は1991年にNHKに入局し、2005年に退局。13年に政治団体「NHKから国民を守る党」を設立し、初代代表に就任した。その後、船橋市議、葛飾区議を経て、今年7月の参議院議員選挙に立候補。比例区で当選していた。

 また、7月29日のTOKYO MX「5時に夢中!」で、タレントのマツコ・デラックスがN国党を批判したことに対し、8月12日から3週にわたって、同番組の生放送スタジオ前に抗議に訪れて反論。大きな話題となった。

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