山田五郎氏 炎上した週刊ポストの韓国特集に「あおりではあるよね、間違いなく」

 評論家の山田五郎氏と作家の湯山玲子氏が4日、TOKYO MXの生番組「バラいろダンディ」に出演し、週刊ポスト(小学館)の今週号の特集「韓国なんて要らない」が炎上し、同誌が謝罪したことについて見解を述べた。

 自身も講談社の編集者だった山田氏は「小学館さんはね、SAPIOとか見てても、比較的そっち寄りの意見の雑誌の多い出版社であるので、私は個人的にはそんなに驚きはしなかったんですよね」と、「韓国なんて要らない」特集自体は、現在の小学館の出版姿勢からすれば想定内だとした。

 その上で「こういう意見もそりゃあるだろうということで、それを表明するのは自由なのかなと思いますけど。個人的には特に差別的には思わなかったですけど、この記事読んで」と、表現の自由の範囲内だとした。

 湯山氏は「私もこの記事に関しては、内容的にはすごく嫌ですよ。連載していたら断るくらいの勢いはある」と前置きし、「これ自体は表現の自由の範囲内だったと思うんですね」と、やはり同様の見解を示した。

 その上で「作家は降りていいと思う。逆に降りたりとかね、逆に抗議して、逆にそうじゃなくてっていう特集をまた組んだりとかっていうような形の、どんどんどんどんこれに対してのアゲンストで、そっちを頑張ってほしい。どっちかっていうとそっちを頑張ってほしい気がする。あまりにも今、普通の空気が嫌韓になっているじゃないですか。それはもういかんともしがたいって、すごく心苦しく思いますけどね」と、積極的に論争すべきだとした。

 山田氏も「感情的なことでなくて、韓国なんて要らないって意見で、いややっぱり必要だよ、仲良くしようよ、その意見を戦わせるのが大事なことだと思いますけど」と、湯川氏に同意していた。

 また、山田氏は「国民レベルは普通に仲良くやってるわけですよ」、「これ、差別とまでは思わないけど、あおりではあるよね、間違いなく。これ必要かなって思いますけどね。別に普通にちゃんと仲良くやれてるわけだから、そこばっかり探して報道しているっていうところもなきにしもあらず」と、ポストの報道姿勢に対して指摘していた。

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