N国、3週間“放置状態”に…TOKYO MX「検討中です」 N国党首は訴訟視野

 タレントのマツコ・デラックス(46)がTOKYO MX「5時に夢中!」でNHKから国民を守る党を酷評した問題で、同局は26日、N国の立花孝志党首(52)からの文書に対する回答について、デイリースポーツの取材に「文書の取り扱いについては検討中です」とした。立花氏はこの日、同局前で抗議演説。同局に対し、政治的公平を定めた放送法に違反していないかをただしているが、約3週間「検討中」としたまま“放置状態”だと批判した。

 立花氏は、この日の夕方、マツコが同番組に生出演した時間帯に、同局前で3週連続となる演説。「まさか検討中を3週間を続けるとは思わなかった」「これまで逃げることで問題解決してきたんだろう。国民の財産である公共電波を使っているという認識がないのだろう」と批判した。

 今後は内容証明で期限を定めて回答を求める方針を示し、求めている回答は「違反していない」「回答義務がない」でもかまわないとした。その回答を受けて、BPO提訴や訴訟も視野に入れるとした。

 マツコは7月29日の同番組でN国について「気持ち悪い人たち」「ふざけて(票を)入れている人も相当数いるんだろう」などと発言。立花氏が「投票した有権者をばかにするのは許せない」として抗議している。

 なお、TOKYO MXはN国からの文書内容については「お答えしかねます」とした。

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