勢いに乗る17歳のニューヒロイン竹内愛紗 芸能界に響かせる!新たな音色

 かわいらしくピースサインをする竹内愛紗=東京都港区(撮影・棚橋慶太)
 笑顔で話す竹内愛紗
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 女優の桐谷美玲(29)や知英(25)らが所属する芸能プロダクション、スウィートパワーの新星・竹内愛紗(17)がデビュー3年目にして、ドラマ主演や映画出演、さらには初写真集発売など、勢いよく突っ走っている。現在は初主演するツイッター限定ドラマ「アスタリスクの花」(火曜・金曜、後7・00)が配信中。大好きだった吹奏楽を辞める大きな決断を経て故郷・福島から飛び込んだ芸能界。17歳のニューヒロインが新たなメロディーを響かせる。

 竹内は初主演する「アスタリスクの花」ではアルバイトや勉強、恋愛の中で成長する女子高生を好演している。「勉強熱心で、成績もすごく気にしている子。似ている部分がありますね」と自身に重ねながら演じている。

 今年に入り、同作を含め映像作品が4本イッキに“公開”されるなどブレークしている。映画「十二人の死にたい子どもたち」や日本テレビ系ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」は話題となり、FOD連続ドラマ「高嶺と花」ではヒロインも務めた。

 演技の“自主練”は独特だ。「人の癖を探すのが好きで電車に乗っていてもすごい見ちゃう」と人間観察が中心。「この役はあの子に似てるなとか、友達からもらってます」と日常生活も役作りに生かしている。

 観察は自分自身にも向ける。「ドライアイでパチパチってやっちゃうんですけど、気をつけてます」と画面に映る自分を見て、自身の癖も分析。視聴者が覚えそうな小さな違和感も見逃さない。

 現在高校3年生で学生役も多いが、「いろんな作品で制服を着て、ウキウキしてます。高校卒業しても制服着たい」と等身大の笑顔を見せる。「セーラー服が好き。スカートも膝くらいか膝より上くらい」とこだわりも披露した。

 中学3年生だった2016年、生まれ育った福島でスカウトされた。芸能界への憧れは「まったくなかった」が、「好奇心旺盛で見たもの全部やりたい」と撮影現場などを見学している内に興味が湧き、右も左も分からない未知の世界へ飛び込んだ。

 未来に一歩踏み出す代わりに“別れ”も必要だった。当時、全国レベルの吹奏楽部に所属。トロンボーンに熱中していた。走り込みや腹筋など運動部顔負けのハードな練習で夢を追いかけていただけに、「本当に辞めたくなかった」。2つの夢の選択に揺れながらも、覚悟を決めて上京した。

 選んだ女優という道で、吹奏楽との共通点を発見した。「(芝居も吹奏楽も)みんなで何かをする。私はそれが好きなんだ」。培ってきたものが生きる感触を実感し、揺れていた思いが「この仕事、向いているかも」と徐々に手応えへと変化した。

 吹奏楽で共に汗を流した地元の仲間とは今でも交流がある。GWに帰省したときには「私が帰るって言ったら集まる会を開いてくれて、顧問の先生も来てくれた」と竹内のためにミニ同窓会が開催された。「“俺スカ”見たよ」と応援してくれる地元の友達が何よりも励みになっている。

 大好きなトロンボーンは、今ではつかの間の「癒やし」の存在に。「マイ楽器を持っているので、好きなときに吹く。(演奏する役ができたら)めちゃくちゃうれしい」とひそかな夢を明かした。

 映像作品以外にも写真集「愛紗」(東京ニュース通信社)発売、10月には初の舞台を控えるなど、さまざまな“楽譜”に挑戦する毎日だ。大好きなトロンボーンのように、豊かな音色を奏でる女優への階段を上っている。

 ◆竹内愛紗(たけうち・あいさ)2001年10月31日生まれ、福島県出身。16年に地元でスカウトされ、17年にCMデビューし、同年「明日の約束」でドラマデビュー、「リベンジgirl」で映画デビュー。その後も話題作へ出演。同事務所の松風理咲、長見玲亜と共に若手期待の“3人娘”と称され、7月にそれぞれの名前をタイトルにした写真集を同時発売。舞台「私がオジサンになってた!?(仮)」(10月26日・27日、原宿クエストホール)でも3人が共演する。

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