NGT48、涙の再出発 暴行騒動、“開店休業”経て…7カ月ぶり対外イベント

 事実上の活動休止状態にあったNGT48が3日、東京・お台場で行われたアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF) 2019」に出演した。グループとしてパフォーマンスを行うのは、4月27日に横浜スタジアムで行われたAKB48グループの「春フェス」以来、約3カ月ぶり。外部イベントに出演するのは約7カ月ぶりで、実質的な活動再開に涙を流すメンバーもいた。

 前代未聞の騒動発生から8カ月。念願の再出発を迎えたNGTメンバーには、一様に緊張感が漂っていた。

 冒頭、34人全員がステージに集い、荻野由佳(20)があいさつ。「デビュー前からNGT48を応援し、支えて下さった新潟県の皆さまに、また受け入れていただけるように…」と、地元への謝罪の思いを口にした。

 さらに、会場に集まった4000人のファンに「私たちを信じて、応援して待って下さるファンの皆さまに、信じて待っていて良かったと思っていただけるように、これからも全力でパフォーマンスをして、精いっぱい頑張らせていただきたいと思います!」と宣言。大歓声を浴びた。

 NGT48では昨年12月、当時メンバーだった山口真帆(23)が男性2人から暴行され、1月に自身のSNSで告発。他メンバーの関与を訴えたが、否定する運営側と対立した。騒動の余波で、1月10日の劇場オープン3周年記念以降は定期公演やイベント出演を行えず、“開店休業”状態だった。

 TIFは4年連続の出場となったが、関係者によると、オファーが届いたのはすでにイベントのタイムスケジュールが埋まった後。出演はイベント開始時間の前の“前座”扱いだったが、メンバーは「どうしても出たい」と出演を受諾。リハーサルは前日に1回しかできず、7カ月ぶりの対外イベントに怖さを隠せないメンバーも見られたという。

 ステージでは、代表曲「Maxとき315号」など5曲を披露。終演後、本間日陽(19)は「私たちNGT48は、ここから全員で精いっぱい頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します」と声を震わせた。研究生の中には、涙を流しながらパフォーマンスするメンバーも。どん底を見た少女たちが、再び上を向いて歩き始めた。

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