第25回参院選が4日公示され、改選124議席に選挙区215人(改選数74)、比例155人(同50)の計370人が立候補を届け出た。投票は21日に行われ、即日開票される。
政治団体「れいわ新選組」代表の山本太郎参院議員は、東京・新宿で第一声を上げた。「デフレから脱却するためには、消費を喚起しなければならない」と述べ、消費税の廃止を訴えた。
廃止による減収分は、法人税への累進性導入や新規国債の発行などで補うと主張。「資本主義の格差の広がりを是正できるのは、政治という存在だ」と強調した。自民、公明両党による連立政権について「デフレが続いたのは明らかに経済政策の誤りだ」と批判した。