春風亭昇太新会長が爆笑マニフェスト「5000円の花束より3000円の祝儀」

 落語芸術協会の新会長に就任した春風亭昇太
 春風亭昇太(中央)と、春風亭柳橋(右)。左は参事に就任した三遊亭小遊三
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 落語家の春風亭昇太(59)が、公益社団法人「落語芸術協会」の新会長に就任したことが27日、発表された。任期は同日から2年。都内で行われた会見では、新会長のマニフェストとして「5000円の花束よりも3000円の祝儀」をかかげ、関係者、報道陣の笑いを誘った。

 会長として目指すことは、とても現実的な話題だった。「私が一番訴えたいことが何かと言ったら、『5000円の花束よりも3000円の祝儀』」とうたい、関係者を笑わせた。寄席や営業などに出演した際、花束などを厚意で受け取ることがあるというが、電車移動をすることもあり、「持って帰るの、結構大変なんです」と明かした。「今の言葉、日本中の落語家さんたちが、『うん、そうだ』と感じてくれていると思いますので。これを日本中に広めていきたい」と高らかに宣言した。

 会長代行から参事に役職を変えた三遊亭小遊三も「ユリの花粉が紋付きについたら致命傷なんですよ」と賛同する中、昇太は「山手線の中で花粉が隣のお客さんについちゃったりすると申し訳ない。ここは皆さん、太い文字で書いていただくとありがたい」と続けた。

 もちろんこうしたネタは落語家としての洒落。「落語界全体が良くならないといけない」と他団体との共存共栄を誓い、落語を通じて「社会に貢献とまではいかないですけど、文化を広めていくのが公益法人の役割」と襟を正して職責に臨むと語った。

 新副会長には春風亭柳橋が就任。副会長と兼任で会長代行を務めていた小遊三は参事に就任した。なお、会長職は前任の桂歌丸さんが昨年7月に亡くなってから空席になっていた。

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