陛下初の宮中祭祀 皇后さまも拝礼

 天皇陛下は8日午前、皇居・宮中三殿で、皇位継承の重要儀式「即位礼正殿の儀」と、重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」を今秋に執り行うことを歴代天皇などに報告する「期日奉告の儀」に臨まれた。

 即位後初の宮中祭祀で、陛下に続き、皇后さまも拝礼した。皇后さまが三殿全てに参拝するのは療養に入る前年の2002年以来となった。

 陛下は、天皇が重要儀式で着用する古式装束「黄櫨染袍(こうろぜんのほう)」に初めて身を包み、厳かな表情で前を見据えゆっくりと進んだ。皇位のしるしとされる「三種の神器」のうち、剣と璽(じ)(勾玉(まがたま))を侍従が携えて随行した。皇祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる「賢所(かしこどころ)」から順に三殿を参拝し、二つの儀式の日程を告げる「御告文(おつげぶみ)」を読み上げた。

 皇后さまは、髪を後ろで束ねた「おすべらかし」に古式装束姿。

 即位礼正殿の儀は10月22日、大嘗宮の儀は11月14、15日に催される。

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