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仲邑菫初段 プロ公式戦黒星デビュー 囲碁史上最年少勝利記録更新お預け

 囲碁の史上最年少プロ棋士、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段が22日、大阪・日本棋院関西総本部で公式戦初対局の第29期竜星戦予選に挑み、敗れた。史上最年少10歳1カ月でのプロ公式戦だったが、藤沢里菜女流本因坊(20)が持つ11歳8カ月の最年少勝利記録更新は次戦以降にお預けとなった。ともに今月プロ入りした大森らん初段(16)が中央で黒一団を取り、174手で中押し勝ちし、プロ初勝利を飾った。

 “天才少女”のプロ初公式戦は、ほろ苦い結果となった。持ち時間各1時間の早碁で打たれ、先手で黒の碁石を打った仲邑初段は中盤まできっ抗した戦いを展開。しかし後半に劣勢となり、午後5時19分に投了した。

 会見では首をかしげながら「緊張してうまくいかなかった。後半が悪かった。次、頑張りたいです」と悔しそうな表情を浮かべた。

 小学5年生になったばかりの10歳1カ月。小柄なため、対局場のイスの下には白い足置き台が設置された。白いカーディガンに赤白しま模様のブラウス、紺色のキュロットに、髪は白いリボンのポニーテールというかわいいいでたち。対局スタート時にはカメラのシャッター音がけたたましく響く中、仲邑初段は鋭い視線を碁盤に集中させた。

 報道陣40社100人が詰めかけた異例のデビュー戦。立会人を務めた後藤俊午常務理事は「特殊な環境に置かれ、実力が発揮できるのかと思っていたが、この環境であれだけの碁が打てるのは素晴らしい。囲碁界を背負っていける」と2人にエールを送った。

 仲邑初段は今期の竜星戦敗退が決まり、次の公式戦は6月以降になる見込み。「(相手は)強かった。次から緊張しないように」とニッコリ。プロでの目標を聞かれ「世界と戦えるようになりたい」と、力強い言葉で締めくくった。

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