尾藤イサオ 内田裕也さん伝説明かす「ビートルズと共演してやってんだ!」

 3月17日に死去したロック歌手・内田裕也さん(享年79)の「ロックンロール葬」が3日、東京・青山葬儀所で営まれた。歌手の尾藤イサオ(75)は、人生をロックに捧げた裕也さんの荒々しくも優しい人柄について振り返った。

 裕也さんと尾藤は、1966年に日本武道館で行われたザ・ビートルズ日本公演の前座を務めた。前座という立場ながらも世界的大スターと同じステージに立つことを喜ぶ尾藤だったが、裕也さんは「俺は前座じゃない。ビートルズと共演してやってんだ!」と、強気でステージに立っていたという。

 二人はライブハウスでも共演。興奮のあまりマイクで裕也さんの前歯を折るという“大失態”を犯した尾藤だったが、裕也さんは「仕事上だったらいいよ!」と優しくフォロー。「厳しかったけど優しかった」と、独特の人柄を振り返った。

 裕也さんと女優の故樹木希林さん夫妻については「似たもの夫婦だと思う。今頃眠らずに2人でロックンロールしているんじゃないかな」と笑顔。波瀾(はらん)万丈の人生を歩んだロックンローラー・裕也さんに向けて「安らかに眠るなロックンロール!」と、天を仰ぎながら叫んだ。

 裕也さんと尾藤は、64年にアルバム「ロック・サーフィン・ホット・ロッド」、65年に「レッツ・ゴー・モンキー」を発表するなど、半世紀以上におよぶ間柄。

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