藤山直美 乳がんから復帰舞台会見で涙「親の年は越えたい」

 女優の藤山直美(60)が20日、都内で行われた主演舞台「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」(5月3~26日、大阪・松竹座。7月3~27日、東京・新橋演舞場)の製作発表に出席した。藤山は昨年10月に舞台「おもろい女」(東京・シアタークリエなど)で乳がん治療による休養から復帰。今回の舞台は、笑いの王国“吉本”の創始者・吉本せいの人生を描いたもので2016年11月以来の再演。松竹の舞台に立つのは、それ以来となる。

 藤山はこの舞台が終わった後に病気と分かり、休養に入った。「松竹の皆さんは困ったと思いましたが、快く対応してくれました。お礼とおわびの気持ちで舞台を務めたい」と気持ちを引き締めた。

 田村亮(72)と喜多村緑郎(50)は前回も共演しているだけに、元気になった藤山に田村が「帰って来てくれて本当にうれしい」、喜多村が「無事で帰ってくれて、また一緒に舞台に立たせていただける。お会いしたら全身の力が抜けた」と話すと、藤山が思わず涙ぐむシーンもあった。

 藤山は現在の体調を「もう治療は終わりました。検査はまめに受けています。お仕事の時にも検査はちゃんと受けられるようにしてます。周りの人が不安にならないように」と明かした。さらに藤山は「父(故藤山寛美さん)は60歳11カ月で亡くなりました。親孝行のためにも、親の年は越えたいと思っています。(この舞台で)抗がん剤や放射線治療をされている方が前を向いてがんばってみようかと思っていただきたい」と同じようにがんと闘う人たちに力を与えたいという思いを伝えた。

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