宝塚歌劇花組トップ・明日海りお、11月に退団 準トップ時代から通算12作大劇場主演

 宝塚歌劇団は12日、花組トップスター明日海(あすみ)りおが11月24日に退団することを発表した。13日に大阪市内で会見する。

 明日海は少年っぽいイノセントさが魅力で、整った容姿と豊かな歌唱力で早くから注目されてきた。2012年、当時所属していた月組で、龍真咲がトップになったと同時に、準トップスターに就任。この「準トップ-」の肩書は近年では明日海ただひとり。この準トップ時代に、龍と役替わりで大劇場で2作主演。

 14年に花組トップスターに就任し、大劇場お披露目公演となった「エリザベート」から、退団公演となる「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」で10作と、大劇場主演公演は計12作を数える。これは元星組トップ柚希礼音、元宙組トップ和央ようからを超え、平成に入ってから退団したトップスターの中では最高本数となる。

 また3人目の“正妻”であるトップ娘役の仙名彩世が11日に本拠地の大劇場「CASANOVA」の本公演に引き続きでサヨナラショーを行い、4月29日の東京宝塚劇場の同公演で退団。明日海の退団公演「A Fairy-/シャルム!」は4人目となる華優希(はな・ゆうき)のトップ娘役お披露目公演となる。

 5組在任最長トップとなるが「CASANOVA」公演前に「宝塚歌劇100周年でトップに就任させていただき、たった5年でこんなに変わるもんなんだと。自分としては、精神的な部分の変化が多い」と振り返っていた明日海。「トップとして仲間への愛しさも増していきました。任せるものを任せ、個人が自由にやっていく。何かあったとき主軸に戻せるよう、私が真ん中でしっかりとしなければいけない」とトップ論を語っていた。

 「A Fairy Tale-青い薔薇の精-/シャルム!」兵庫・宝塚大劇場公演は8月23日~9月30日、東京宝塚劇場は10月18日~11月24日。

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