テレビ東京が２８日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。４月から放送予定だったアニメ「妖精ちぃたん☆」の放送を見合わせた理由について、同局のライツビジネス本部長の川崎由紀夫氏が経緯を説明した。

　「ちぃたん☆」は、高知県須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」に酷似しているとして、須崎市側が著作権侵害を主張。「ちぃたん☆」の運営側と、須崎市側で見解が分かれていた。

　川崎氏は「今回、『ちぃたん☆』の運営サイドと須崎市との間の見解の相違があるということで、番組を始めてから中断があって、お子様がたをがっかりさせるわけにもいきませんので、今の状況を総合的に慌てずに見て判断しようというところからこの結論にいたりました」と説明した。今後についても「未定でございます。状況を見守るということでございます」とした。