【デイリー記者が見た嵐】Jr.黄金期にタッキーでも翼でもなく選ばれた5人

 「嵐」のリーダー・大野智の提案から5人はなぜ活動休止という決断に至ったのか-。嵐をデビュー前から取材してきたデイリースポーツ歴代担当記者が現在までの歴史をひもとき、検証する。

  ◇  ◇

 1990年代後半、滝沢秀明氏率いる「ジャニーズJr.」が、東京ドームでコンサートを成功させるなど、Jr.は黄金期を迎えていた。デビュー前にもかかわらず、テレビや舞台で大活躍。そんな時、Jr.からデビューしたグループが「嵐」だった。

 メンバーは大野智、松本潤、櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀の5人。漢字一文字という斬新なグループ名に加え、当時Jr.のトップだった滝沢氏、今井翼がメンバーに入らなかったことが世間を驚かせた。

 デビュー発表会見は99年9月にハワイ・ホノルル洋上のクルーザーで行われた。グループ名はジャニー喜多川社長が「あいうえお順でもアルファベットでも最初。トップになれるように」という願いを込めて付けた。華々しい舞台だったが、「YOU、パスポート持ってる?って聞かれて連れてこられた」という5人は戸惑いの表情。それでも「世界に嵐を巻き起こします」と懸命に繰り返した。

 後にメンバーが語ったところによれば、当初、松本、二宮、櫻井の3人の予定だったが、相葉と大野が加えられた。当時、大野は「なんで僕なんだろう。僕なんかがいていいのかな」と悩み、よく口にしていた。だが、大野は、当時Jr.内ユニット「MA(ミュージカルアカデミー)」のメンバーとして京都での劇場公演などに出演。歌とダンス、アクロバットなど、飛び抜けたスキルを持っていた。大野の加入により、嵐は歌とダンスの“核”を得たのである。

 デビュー後しばらくは今のような団結力はなかった。櫻井は「(大学に行くタイミングで)やめるものだと思っていた」、二宮も「一時的なユニットだと思っていた」という。松本は「Jr.がいきなり集められたグループだったから不安があった。これからどうなっていくんだろう」。未来が見えなかった。(特別取材班)

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