NHK上田良一会長 「紅白」安全第一強調、ステージ構造が昨年から変更し安堵

 「第69回NHK紅白歌合戦」(31日、NHKホール)

 NHKの上田良一会長(69)が紅白歌合戦本番前に報道陣にあいさつをした。今年の紅白の楽しみを問われると、「とにかくみんなに楽しんでいただいて無事というのが大事です」と安全第一を願った。昨年はステージ前方の左右2カ所に空洞があり、出演者が落ちる可能性を危惧する声も上がっていた。会長自身も昨年の構造について、「(空洞の下に)オーケストラボックスがあって、見ていて落ちないかハラハラした」と危険性を感じていたことを認め、今年はフラットなステージになったと聞き、「穴が空いてないので良かった」と安堵した。

 今年はサザンオールスターズが35年ぶりにNHKホールにがい旋するほか、北島三郎が5年ぶりに紅白に帰ってくる。昨年は第2部で平均視聴率39・4%と前年から0・8ポイントダウンで歴代ワースト3位の結果に終わった。今年は「超えるといいですね」と視聴率が上向くことに期待を寄せながら、「紅白はNHKにとって最大のイベント。無事にやると同時に喜んでいただく。平成を締めくくるにふさわしい紅白と思っていただけることが大事。来年は70回。来年への一歩に」と思いを述べていた。

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