寺田心 おばあちゃんとご飯食べたい ミラノ国際映画祭終え凱旋会見

 主演映画「ばあばは、だいじょうぶ」(来春公開)で「ミラノ国際映画祭2018」外国映画最優秀主演男優賞を受賞した子役の寺田心(10)が12日、外国映画最優秀監督賞に輝いたジャッキー・ウー監督(年齢非公表)とともに都内で会見した。

 ベストセラーの絵本が原作で、認知症を発症し行方不明になった祖母と孫の交流を描く。蝶ネクタイで登場した心君は「外国で映画が上映されることしか聞いてなかったので驚きました」と目を丸くし、受賞の報告を誰にしたいか聞かれると、「映画の中でばあば役の富士真奈美さんと、本当のおばあちゃんと、僕をいつも応援してくださる方々」と完ぺきに回答した。

 10歳での受賞は同映画祭史上最年少。身長121センチ、体重20キロの心君は記念撮影の際、手を振りながら片手で重そうにトロフィーを抱えた。ウー監督は「初日に役者としてリスペクトができた。心君は僕が演技指導をすると、それ以上のものをすぐ返してくる。この言葉は使いたくないけど、『天才』と感じた」と絶賛した。

 10日にイタリアから帰国後、地元の愛知には戻っていないといい、「帰ったら、おばあちゃんといっぱいご飯が食べられるところに行きたい」と、このときばかりは無邪気な笑顔で希望した。

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