松本人志 M-1審査員引退を示唆「上沼さんいなくなったら俺も考える」

 ダウンタウンの松本人志(55)が9日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜、前10・00)に出演。「M-1グランプリ2018」の審査員を務めたタレント・上沼恵美子(63)に対するとろサーモン・久保田かずのぶ(39)と、スーパーマラドーナ・武智(40)の暴言騒動について初めて言及し、「上沼さんがいなくなったら俺も考える」と自身も審査から身を引く可能性を示唆した。

 松本が思わぬ胸の内を漏らした。久保田、武智の発言が騒動になってから初めての「ワイドナショー」の放送。エンディングで「上沼さんがいなくなったら俺も考えるからね」と審査員引退の可能性があることを明かした。

 この日は番組冒頭からM-1についてたっぷり13分もトーク。上沼に対しては最大限の敬意を示した。同じM-1審査員として「あの人のやってきた功績考えたらね、すごいですよ。吉本ではない人で、女性目線で」と重責を担ってきたことを強調。10代のころから女性漫才コンビの海原千里・万里(上沼は千里)として一時代を築いた大先輩でもあるだけに「尊敬できる人で、あのポジションに座れる人はあの人しかいない」と力説した。

 “同業者”が審査員を務めることへの批判があることも認めつつ「プロが見てるっていう緊張感の中でエンターテインメントは向上していく。一般の人に向けての笑いばかりやってると、下がっていく」と説明。プロがプロを評価する意義を主張した。

 酒に酔ってSNSで批判を繰り広げた久保田、武智を「勉強不足。上沼さんがどれだけの人か分かってない」とバッサリと切った。自身も若手時代に漫才コンテストで審査員を批判したことも認めた上で、「僕はお酒にまかせて言ったこともないし、本人に直接言ってきた」と一線を引いた。

 トークでは「“スーパー”でしばらく“サーモン”は買わないですよ。“とろ”もね」と後輩を皮肉る一幕も。“審査員引退後”について「上沼さんと男女コンビで初の優勝を狙うか」と予想外のビジョンを披露し笑わせていた。

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