俳優の菅田将暉（２５）が、来年１月クールの日本テレビ系ドラマ「３年Ａ組－今から皆さんは、人質です－」（日曜、後１０・３０）に主演し、教師役に初挑戦することが１２日、分かった。高校時代まで数学教師を目指しており、演じたい役として度々、口にしていた念願をかなえた。

　６年前からタッグを模索してきた福井雄太プロデューサーと話し合いを重ね、菅田を当て書きした美術教師・柊一颯（ひいらぎ・いぶき）が誕生。卒業式を１０日後に控えた高校を舞台に、突如、担当クラスの生徒２９人を人質に取る謎めいた役を怪演する。

　役作りとして実際の高校を訪問し、教師になった親友の取材を予定。教室のシーンが全体のほとんどを占めるが、菅田は「３年Ａ組があって、教室の周りの社会があって、それを見ているテレビの人がいて、そこまで含めて舞台。個人的には、そこが異色と呼ばれる部分になればいいなと思います」と語った。

　生徒の１人となるヒロイン・茅野さくら役は、菅田主演の映画「帝一の國」（１７年）で共演経験もある女優の永野芽郁（１９）。ＮＨＫ連続テレビ小説「半分、青い。」以来のドラマ出演で、髪を１５センチばっさり切り、ボブカットにイメチェンする。３月まで高校生活を送っていただけに、学生役に「不安はありません」と笑顔だった。