吉本興業「少女歌劇団」を立ち上げ 来夏デビュー 生の女の子とCGが競演

 マルチクリエイターの広井王子氏(64)が14日、京都市内で行われている「京都国際映画祭」内で会見し、「少女歌劇団」プロジェクトを発表した。広井氏は同プロジェクトの総合演出を担当。11月から第1期生の募集を開始し、来夏のデビューを予定している。

 同歌劇団は「清く、明るく、麗しく」をテーマにしており、「和の美意識を体現する少女たち」のライブを専用劇場から発信していく。同プロジェクトをスタートさせた吉本興業は「日舞や茶道、殺陣などのレッスンに日々励む少女たちの成長を見守り、応援する新しいエンタテインメントの形を目指す」としている。

 広井氏は「日本というのは卑弥呼の時代から、稚拙なものとか少女の無垢(むく)なものに大人が浄化されるというか、そういう文化をもっていたのではないか」と話し、「少女歌劇団の意味はそういうところにある」と説明。第1期生の応募資格は満11歳から満17歳までの女性といい、「日本文化というものを少女を通じて発信できたらいいな」と意気込んだ。

 広井氏は今後の運営などに関して、オーディションを経てからでないと決められないことが多いとしながらも、デビュー時は「レビュー形式」でライブを行うと説明。「将来的にはミュージカルができたら」と話し、1期生については30人ほどになると見通しを語った。

 大阪市内に開場すると見られる常設専用劇場は200人から500人ほどの規模を想定し、ライブのネット配信なども検討している。将来的には花・月・雪組など3組に分けることも考えているといい、広井氏は「1チームはCGです。生の女の子とCGの女の子がショーをする」と構想を明かしていた。

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