貴乃花親方の母でタレントの藤田紀子が２６日、日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に生出演。貴乃花親方が弟子を残して角界を離れる決断をしたことに疑問を唱える宮根誠司と意見を戦わせた。

　藤田は貴乃花親方の退職について、夏巡業で倒れた際に「体が持たない」と感じ、「４、５日前から（辞めるのではと）考えていた」と母心をのぞかせた。

　すると宮根は、弟子を相撲協会に残して自身は引退というのは相当な決断では？と質問。藤田は「事情がなければ自分だけが（辞める）ということはあり得ない」と何らかの事情があったと訴え「本人の会見を聞いててよく分かったんですが、弟子が大事だし、自分が見てきた子ども達がこのまま相撲取り続けて、もっと育って欲しいという気持ちがある。それには身を引くのは自分という結論（に至った）」と弟子のために身を引く決断をしたと推測した。　

　だが宮根は「残らないのがお弟子さんのため？」「分からない」と首を傾げるばかり。藤田は「（会見で）どうしてかと事情を話したと思う」と言ったが、宮根は「集中させてあげたい、環境整えてということは仰ってたが、具体的には伝わってこなかった」と食らいついた。

　藤田は「それ以上具体的に言ってしまうと、もめる原因になりませんか？」と、言えない事情があると説明。更に「本人の言葉でしっかり会見し、質問も受け答えた。それをもうちょっとそのままとってほしい。言えることと言えないことがあると思いません？去るだけに言えない」と付け加えた。

　宮根は「お弟子さんは納得しているのか？」「（貴乃花親方の意見が分かるのは）女将さんをしていた藤田さんだから。我々は分からない」と納得いかず。藤田は「一般の方に全部話して理解してもらうのは難しい。それをしてしまうと…」「全部話してしまうと、言って欲しくなかった人に迷惑が掛かる可能性もあるわけですよ」とこちらも一歩も引かず。平行線をたどっていた。