美術家横尾忠則さん(82)の特別展を予定していた兵庫県の西脇市岡之山美術館の職員が作品制作の場に約30分遅刻したことに、横尾さんが立腹して作品が完成せず、特別展の開催が延期されていたことが19日、分かった。横尾さんは西脇市出身。地元をモチーフにした作品などを集めた特別展を今月28日から開く予定だった。
8月29日、同県多可町の施設で作品を制作する際、職員や学芸員が横尾さんよりも遅れて到着。横尾さんが「創作意欲が失われた」と立腹して作品が作られなかった。美術館担当者は「不手際があり申し訳ない。開催に向けて最大限の努力をしたい」としている。