歌手・安室奈美恵引退 ずっと私たちのHero…花火で大観衆が心ひとつに

パフォーマンスする安室奈美恵
 浴衣姿で見上げる安室=宜野湾トロピカルビーチ
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 歌手・安室奈美恵(40)がデビュー27年目のメモリアルデーとなった16日、芸能界を引退した。グランドフィナーレを飾るべく、沖縄・宜野湾トロピカルビーチで花火大会「WE(ハート)NAMIE HANABI SHOW」が行われ、安室は客席で“お忍び観賞”。会場と周辺でファン3万人が集まり、1万2000発の花火が、希代の歌姫の門出をド派手に祝った。

 「Body Feels EXIT」、「NEVER END」、「Hero」…平成を彩った安室ソングに合わせ、惜別花火が打ち上がる。音楽と光が織りなす大迫力のショータイム。大観衆が心をひとつに夜空を見上げた。安室も浴衣姿で客席に座って観賞し、ファンの熱気も至近距離で感じていた。

 17日からは『国民的スター』の看板を下ろし、“一般人”として再スタートを切って、数年前に購入した京都の高級マンションで新生活を送るとみられる。今後は自分のための新しいストーリーを作るが、引退直前には「趣味探しをします」と希望あふれる第2の人生に胸躍らせた。かつてデイリースポーツのインタビューで「ちょっとファンキーなババアになりたい!!」と隠居プランを漏らしたこともあった。

 3年前に安室が立ち上げた個人事務所は、登記簿の目的欄に「アーティストの養成。アパレル製品のデザイン」と記載。次なるステージとして、後輩歌手のプロデュースや、ファッションリーダーらしい仕事を選択することも考えられる。

 スペクタクルショーのトリを飾った13曲目は「Finally」だった。「最後は笑顔で。みんな、元気でね~。バイバ~イ!!」。ラストツアーのライブ音源の声が響き渡って、締めくくられた。

 輝かしい未来へ-。故郷沖縄の大空に色付いた、“歌手・安室奈美恵”との別れを告げる花火は、一瞬の美しさを放ち、はかなく散った。対照的に、希代の歌姫が打ち立てたきらめく記録、まぶしい笑顔の記憶は永遠に消えることはない。

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