自民党 杉田議員を指導 「生産性ない」寄稿に「配慮欠く」
自民党は、性的少数者(LGBT)への行政支援に疑問があると寄稿した同党の杉田水脈衆院議員(51)に対し「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として注意するよう指導した。党ホームページ(HP)に掲載し、党見解も表明する異例の対応を取った。
安倍晋三首相は「人権が尊重され、多様性が尊重される社会を目指すのは当然だ」と記者団に述べ、党の立場と相いれないとの認識を強調。寄稿に対する批判が強まった上、与党内からも政権運営への影響を懸念する声が出ており、自民党は党見解公表により収束を図ったとみられる。
杉田氏は事務所を通じ「真摯(しんし)に受け止め、研さんに努めていく」とのコメントを発表した。