受け入れ開始ボランティアに長蛇の列 西日本豪雨被災地で「できることあれば」

 西日本豪雨の被災地では、11日も朝から強い日差しが照り付ける厳しい気候になった。一部地域ではボランティアの受け付けが順次始まり、家屋の片付けや土砂の撤去を手伝おうと、100人を超える人が長蛇の列を作った。

 岡山県倉敷市の受付には朝から、帽子や長靴、マスクを身に着けたTシャツ姿のボランティアが次々と詰め掛けた。炎天下、一帯では汚泥が乾き、粉じんも舞い始めた。事故防止のため作業は2時間に制限。道路状況が悪いことから、13日までは市内在住の人のみ受け入れる。高齢者が多い地域を中心に、家具や畳などの運び出しの依頼が寄せられているという。

 おかやま山陽高1年の内田涼太郎さん(15)は「若い僕らに何かできることがあれば」と話し、友人と登録の列に加わった。

 約9万世帯で断水が続く広島県呉市では、朝から市民が清潔な水を求めて集まった。広島、愛媛、岡山の3県の計25万4084戸で断水が続き、大半の自治体で復旧の見通しが立っていない。死者は12府県で計170人を超えた。

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