W杯中継に芸能人で賛否 フジ幹部「難しい議論」…ルミ子、JOYら

 フジテレビが6日、都内の同局で定例社長会見を開いた。6月28日夜から放送されたサッカーW杯の日本対ポーランド戦の世帯平均視聴率が44・2%(関東地区)だったことについて宮内正喜社長は「視聴率向上のきっかけに我が社でもしていきたいと思っています」と語った。ただ、サッカー中継に芸能人を呼ぶことについて賛否があることについて、編成担当の石原隆取締役は「どちらが正しいかは難しい議論」とした。

 フジテレビは「ワールドカップサポーターズ」として、サッカー通でアルゼンチンファンの小柳ルミ子、タレントのJOY、俳優・六平直政らが出演したが、石原取締役は「いろいろな考え方があると思います。(芸能人起用は)入り口を入りやすくするという効果があると思います。どちらが正しいかは難しい議論」とした上で、「熱心なファンでなくても入り口を入りやすくしてあげる効果があると考えて演出しているのもあると思います。どちらが正しいか難しい議論ですけど。われわれとしてはなるべく間口を広く、たくさんの方に楽しんでもらうべく演出しております」と演出意図を説明した。こうしたスポーツ中継に芸能人・タレントという演出は、民放各局で行われている。

 高視聴率を獲得したことに、宮内社長は「8年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた歴史的な試合になったのですが、これを中継することができました。フジテレビのサッカー中継歴代3位となる視聴率44・2%を獲得することができました。世の中が注目する時のテレビの力をあらためて認識したところです」と社としての浮上のきっかけにしたいとした。

 また、今後もサッカーに対して「フジテレビとしても応援をしていきたいと思っております」とした。

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