裕次郎さん歌い継ぐ 7・17命日に金児憲史歌手デビュー まき子夫人激励に涙

 石原裕次郎さんの等身大パネルの横に立ち、同じポーズを決める金児憲史=東京・六本木ケントス(撮影・開出牧)
歌手デビューお披露目ライブで熱唱する金児憲史=東京・六本木ケントス(撮影・開出牧)
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 俳優・金児憲史(かねこ・のりひと、39)が、所属事務所・石原プロモーションの創設者で大スター、故石原裕次郎さんの名曲「夜霧よ今夜も有難う」をカバーし、命日の7月17日に歌手デビューすることが26日、発表された。裕次郎さんの『歌の後継者』に指名された金児は都内でお披露目ライブを行い、「夜霧よ」を含む4曲を披露。裕次郎さんの妻で石原プロ会長の石原まき子さん(84)からの肉声での激励に感極まる場面もあった。12曲入りの裕次郎さんカバーアルバムも同時発売される。

 裕次郎さんの『歌の後継者』として、9月に不惑を迎える金児が指名された。裕次郎さんのジャケットを着用し、抜群の美声を披露した金児は「(裕次郎さんを)“継ぐ”というのはおこがましい。(名曲を)つないでいくものでありたい」と使命感に燃えていた。

 “後継者プロジェクト”は、1987年に52歳で死去した裕次郎さんの没後30年だった昨年から水面下で始動。2000年の新人発掘オーディション「21世紀の石原裕次郎を探せ!」の歌唱テストから群を抜いていた金児に白羽の矢が立った。テイチクの社長も足を運んだチェックを経て“合格”。レコーディングは裕次郎さんが歌ったオリジナル演奏音源が使用され、MV撮影では「西部警察」時代の裕次郎さんのコートを着用した。

 石原プロでは79年の神田正輝(67)以来、裕次郎さん没後は初の歌手デビューとなる金児は、まき子夫人、先輩の渡哲也(76)に手紙をしたためたという。「渡さんからお電話をいただき『金児は金児で大丈夫だから、自分を信じて頑張って』と言われ、まき子さんからは『楽しみにしています』と言葉をもらった」と明かした。

 さらに、舘ひろし(68)から「バックコーラスをしてやるよ」と言われ、神田からも「楽しみにしてるよ」とエール。この日、まき子さんからの音声メッセージに目を潤ませた金児は「18年石原プロにいるけど、改めて温かさを感じた。入社して良かった」と心からの思いを口にした。

 写真撮影で裕次郎さんの等身大?パネルと並んだ際、「足の長さは大丈夫ですかね?(自分が短いと)比較されないですかね?」とおどけた。今後は音楽番組への出演やライブイベントも計画されている。

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