テレビ朝日が２９日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。土曜のドラマ「おっさんずラブ」（土曜、後１１時１５分）について、視聴率には表れない評価を得ていることについて、角南源五社長と亀山慶二専務が言及した。

　同ドラマは主人公が田中圭、ヒロインが吉田鋼太郎という触れ込みで、そこに林遣都が絡む男性同士の恋愛模様が話題となっている。角南社長は「人をピュアに好きになるところが新鮮であって、好評を得ているのではないかと私は思っています」と分析した。

　ただ、放送時間を考慮しても、視聴率の面では振るわないという。亀山専務は、いわゆる録画視聴などを合わせた総合視聴率でも「８％にまだ達していないところ」と明かした。ただ、ＳＮＳ上などで見られる前向きな声を受け「新しい目線を持った企画を、土曜日に是非つくってもらいたいと思って。企画とともにそういうものをつくれる人材を継続して出していきたいということで立ち上げた枠なんですけども。ＳＮＳ上で評価をしていただいているのはありがたいことだなと思っております」と感謝していた。

　６月２日には最終回を迎えてしまうため“おっさんずロス”の声が上がっている。現時点では、まだ映画化や続編については「今のところその予定にはなっておりません」（亀山専務）と未定となっている。