籠池夫妻が会見、諄子被告号泣 泰典被告は「国策勾留。冤罪や」

 学校法人・森友学園の補助金詐取事件で、詐欺罪などに問われている前理事長籠池泰典被告(65)と妻の諄子被告(61)が25日夕、昨年7月に逮捕されて以降、約10カ月勾留されていた大阪拘置所から保釈され、同日夜に会見を開いた。

 夫妻は弁護人4人と共に会見し、泰典被告はスーツ姿で手に書類を持って登場。諄子被告は黒のワンピースに白のスカート姿。夫婦そろって姿をみせ、一礼して登壇した。

 冒頭で泰典被告は「約10カ月、入っておりました。国策勾留であると認識している。妻は全くの冤罪で人権蹂躙で長く勾留されたと認識している。大変なことやと思います」と主張。「検察と、松井維新の党の政治的カモフラージュ、詐欺罪で逮捕して、府民の目を欺くため」とも訴えた。

 諄子被告は泰典被告が語り続ける傍らで号泣。泰典被告は「冤罪や」と声をかけ、「冤罪で女性をいたずらに苦しめている。非常に問題」と語った。

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