籠池夫妻の保釈決定 10カ月近く拘留、保釈保証金は2人で1500万円
大阪地裁は23日、学校法人「森友学園」の補助金詐取事件で詐欺罪などに問われ、大阪市都島区の大阪拘置所で勾留されている学園前理事長籠池泰典被告(65)と妻諄子被告(61)の保釈を認める決定をした。保釈保証金は籠池被告が800万円、諄子被告が700万円。大阪地検は決定を不服として準抗告した。地裁は保釈の可否を再び判断する。
両被告は昨年7月31日、大阪地検特捜部に逮捕されて以降、10カ月近く勾留が続いている。関係者によると、籠池被告は府市の補助金詐取の起訴内容について、補助金を申請した事実は認めるという。国の補助金については両被告ともに「手続きの詳細を分かっておらず、詐欺の認識はなかった」と、詐欺罪の成立を争う方針だ。