桂文枝 阿部寛の「いらっしゃーい!」に感激

「いらっしゃーい!」を披露した桂文枝(右)と阿部寛=大阪松竹座
「いらっしゃーい!」を披露した(左から)鶴橋康夫監督、豊川悦司、阿部寛=大阪松竹座
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 上方落語協会会長の落語家・桂文枝(74)が29日、大阪市内で行われた映画「のみとり侍」(5月18日公開)の舞台あいさつに登場した。主演を務めた俳優の阿部寛(53)も登壇し、ともに「いらっしゃーい!」を生披露。映画の大ヒットを祈願した。

 この日は、大阪松竹座で舞台あいさつを実施した。よしもと所属の文枝は「松竹の舞台によしもとの私が出るのはなかなかのコラボ」と笑顔。花道を歩いて登場し、「桂春団治さんや笑福亭松喬さんの襲名披露のときは座ってやらせてもらった。花道から出たのは初めて」とうれしそうに話した。

 文枝は同作で、老中・田沼意次役を務めた。自身のクランクアップの際に、阿部が「いらっしゃーい!」を披露してくれたと明かし、「厳粛な空気だったんですけど、阿部さんはお上手だったんです。包み込むような感じで」と感激した様子。文枝が「阿部さん、豊川(悦司)さん、監督、ぜひ」と促すと、三人はそろって「(『のみとり侍』をご覧に)いらっしゃーい!」。舞台あいさつに参加した約1000人を前に大阪から大ヒットを祈願した。

 東宝が配給する同作は全編を東映の京都撮影所で撮影。大阪松竹座で行われた、この日の舞台あいさつをもって「邦画3社史上初のコラボ達成」となった。

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