NHK、注目の夕方に朝ドラ旧作 視聴率は1~2%台…視聴習慣定着が課題

 NHKが4月から平日夕方に、連続テレビ小説の旧作の再放送をスタートしたが、視聴率は、おおむね1%台を中心に推移している。

 第1弾として2011年後期作「カーネーション」(主演・尾野真千子)を、平日午後4時20分から毎回2話づつ放送。当初開始予定だった4月9日は国会中継を放送し、10日からスタートした。

 NHKの異例の取り組みとして注目されたが、10日放送分は1・3%と2・0%。以降、国会中継とニュース番組による2回の放送中止を挟んで、26日まで22話を放送し、数字は1・1%~2・4%で推移(2%超は4回)している。

 毎回2話を放送しているうち、1話目は全て1%台で、視聴習慣の定着が課題となりそう。

 18日の定例会見で、NHKの木田幸紀放送総局長は「おそらく、まだあの枠で朝ドラをやっているんだというのはご存知じゃない方もたくさんいるんじゃないかと思う。枠としての定着にはある程度の時間はかかるかなと思う」と述べた。

 今後も大相撲中継などで、純粋なレギュラー放送の形式は難しい面もある。木田総局長は、夕方の旧作放送について「20年前なら考えつかなかったと思う。違うタイプの視聴者のニーズがあるのではないかということで、始めた。もう少し、時間をかけて反響等々、見ていきたい」と話している。(数字は関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)

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