がんで子宮全摘の原千晶、涙ながらにトークショー「私みたいにならないで」

 女優の原千晶(43)が8日、神戸市内でトークショーを行い、がん検診の必要性を訴えた。原は2度のがんを乗り越えたがんサバイバー。自身の反省を語りながら、「私みたいにならないで」と涙ながらに語った。

 4月9日は「子宮頸がんを予防する日」とされており、原は子宮頸がんを予防を伝える運動「LOVE49プロジェクト」の一環としてトークショーを実施。原は30歳で子宮頸がんと診断され、仕事を一時休養。その後、手術を受け、仕事復帰したが、35歳の時に子宮頸がんと子宮体がんが併発し、子宮全摘出手術を受けていた。

 当時を振り返り、1度目のがんで治療を受けたあと、「病院に行くことを止めてしまった」と回顧。「たかをくくっていた」「そのまま逃げ切れると思っていた」と話し、無念を滲ませた。その後、体調の異変を感じて検査に行ったときには、子宮頸がんと子宮体がんを併発していたといい、「なんでちゃんと病院に行ってなかったんだろう。身体はサインを出してくれているが、私はメッセージに耳を傾けることはなかった」と悔やんだ。

 涙ながらに、過酷な抗がん剤治療などを振り返りつつ、「私みたいにならないでと言いたい」と、多くの聴衆に検査の重要性を強調。その上で、「自分が悪かったからこうなったわけで、私の人生だし受け入れていくしかない」としながらも「やっぱり子どもを産みたかった」とも吐露。「がんは早期発見、早期治療が1番」と自身の経験を交えつつ訴え、「私みたいにならないでと言いたい」と何度も繰り返した。

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