藤井六段 中学生最後の公式戦は黒星…「内容をしっかり反省したい」

 最年少棋士の藤井聡太六段(15)が28日、大阪市の関西将棋会館で行われた王将戦一次予選で、井上慶太九段(54)に137手で破れた。この日は中学生として最後の公式戦だったが、白星とはならなかった。

 藤井六段は対局を振り返り、「早い段階で形勢を損ねてしまった。どう受けるかという将棋で、最後まで少し及ばなかった」と説明。この日まで16連勝を続けていたが、連勝が途切れたことには「仕方のないこと」と冷静に話し、「まずは内容をしっかり反省したい」とした。

 藤井六段は勝率などの記録で年度4冠が確定している。デビュー以来の29連勝などで大きく注目されたが、これまでの歩みについて「自分が思った以上に活躍できた。本局のように力が足りないところもあったので、これからもしっかり頑張りたいと思います」と語っていた。

 なお、今年度の藤井六段の通算成績は、61勝12敗。

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