鈴木宗男氏 麻生太郎財務相に苦言「きちんと国民目線と向き合うことである」

 元衆院議員の鈴木宗男氏が13日、ブログを更新し、麻生太郎副総理兼財務相に「ここはきちんと国民目線と向き合うことである」と進言した。麻生氏の記者会見に対し、「上から目線だ」「居丈高だ」などの批判があることに憂慮した。

 鈴木氏は「森友学園への国有地売却で14件の決済文書に改ざんがあったことが明らかになり、厳しい国民の指摘がある」と前置きし、「誰が改ざんを指示したのか。なぜ改ざんしたのか。財務省ははっきりと国民に説明責任を果たすべきである」と指摘した。

 また、「同時に国会議員の働きがけもあったと名前が出ている国会議員は 進んで事実関係を明らかにすべきでないか」と訴えた。

 その後、麻生氏に触れ、「これに関し、麻生財務大臣が『書き換え』について2日朝日新聞が報じた以後の一連の記者会見について『上から目線だ』『居丈高だ』『書き換え、改ざんが明らかになっても反省の態度でない』等々の指摘がなされている」とした。

 鈴木氏は「テレビはストレートに目に入り、その時の一挙手一投足で受け止めがなされる。麻生大臣の長年に渡る一つのスタイルが定着し、それに沿ったやりとりと私は受け止めるが、国民はそうではない」と分析。

 続けて。「『もう少しもの言いを考えるべきでないか』『本当に反省しているのか』という声があることを麻生大臣の取り巻きは進言すべきである」と麻生氏の周囲に忠告した。「渦中にあると中々本当の声、特に声なき声が入ってこない。それをカバーするのが秘書官はじめ、事務所関係者である。17年前メディアバッシングに会い、ないこと、ないこと報道された私の経験からも、ここはきちんと国民目線と向き合うことである」と自身の体験から勧めた。

 鈴木氏は安倍首相にも触れ、「安倍総理の真摯な姿勢でのインタビュー対応は国民に対し心からの反省とお詫びを申し上げていた。この姿勢が大事である」とし、野党側には「野党も国会審議で主張すべきは主張することが今すべきことではないか。空転させることになんの意味があるのか。野党の姿勢が理解できない」と締めくくった。

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