大杉漣さん急死 20日のドラマ撮影後、不調訴え病院へ

 俳優の大杉漣さんが21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳だった。

 大杉さんは現在、テレビ東京系ドラマに出演中で、20日も千葉県内で同ドラマの収録を行っていた。同局によると、大杉さんは20日は午後9時ごろまで収録を行った後に、共演者らと食事に向かった。午後11時にホテルに戻り、その後、腹痛を訴えたという。共演していた松重豊(55)が付き添い、タクシーで病院に向かったが、そのまま亡くなった。

 大杉さんは現在、テレビ東京系ドラマに出演中で、20日も千葉県内で同ドラマの収録を行っていた。同局によると、大杉さんは20日午後9時ごろまで収録を行い、午後11時ごろにホテルに戻り、再び食事に出た際に腹痛を訴えて、病院に運ばれたという。

 ドラマは「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。大杉さんは最近も、ブログで元気に撮影現場の様子を報告していた。

 突然の訃報を受け、共演の俳優・遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研は連名で追悼文を発表。「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます」とし、20日の撮影の様子について「最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました」と明かした。「永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います」と追悼した。

 同局は、同日に放送するドラマの第3話(午後9・54)は遺族の意向を受け、予定通り放送することを発表した。

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