ザ・フー 50年前の未発表NYライブを4月リリース…1968年の音源

ザ・フーの(左から)ピート・タウンゼント、キース・ムーン、ロジャー・ダルトリー、ジョン・エントウィッスル
ピート・タウンゼント「フー・ケイム・ファースト」のジャケット
ザ・フー「ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968」のジャケット
3枚

 英国の超大物ロックバンド、ザ・フーの50年前の未発表ライブが、2枚組CD「ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968」として4月20日にリリースされることが20日、発表された。また、72年に発表されたフーのリーダー、ピート・タウンゼントの最初のソロアルバム「フー・ケイム・ファースト」も2枚組の45周年記念デラックス・エディションとして同13日にリリースされることになった。

 「ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968」の音源は、1968年4月5、6日に米ニューヨークのフィルモア・イーストで行われた公演を当時のマネジャー、キット・ランバートが録音していたもの。

 ランバートはこの音源を「ザ・フー・セル・アウト」に続く4枚目のアルバムとして「トミー」の前に出すつもりだったが、初日の演奏が部分的にしか録音されておらず、計画は頓挫。70年代初頭、このライブ録音の見本盤が海賊盤市場に流出したことで、皮肉にもフーの“ロック界で最もダイナミックなライブバンド”という評判が広まった。

 今回は当時の音響担当だったボブ・プリデンがレストアとミックスを、ジョン・アストリーがリマスターを担当。エディ・コクランの「カモン・エヴリバディ」のカバーは今回が初公開となる。

 「フー・ケイム・ファースト」45周年盤には本編の他に新制作のエディット・バージョン、別バージョン、ライブ・トラックなど、初公開の8トラックを収録。ピートが新しい長文ライナーノーツを執筆している。

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